例会の報告

Meeting report

第1547回例会

2025年4月16日No.1522号

会長時間

会長 吉田 尊禮

1800年(寛政12年)の4月19日は、伊能忠敬(いのう ただたか)が蝦夷地の測量に出発した日です。それにちなんで、「地図の日」や「最初の一歩の日」と言われています。その後、17年にわたって測量をして歩き、本格的な日本全土の実測地図である『大日本沿海輿地全図』を完成させ、国土の正確な姿を明らかにしました。実際に地図が完成したのは伊能の死後、1821年(文政4年)だそうです。日本人の寿命が50年と言われたこの時代に、伊能忠敬はすでに54歳。彼はそれから17年かけて日本全国を約4万㎞も歩き、測量したと言われています。伊能忠敬の測量は、まず目印を2つ立て、目印と目印との間を歩いて測るという方法で、1歩を正確に69cmで歩くという訓練をして測量に臨み、それを地道に繰り返して距離を計算したそうです。また夜間には天体観測をして、測量結果に修正を加えていきましたが、作成された地図の誤差はわずか1000分の1程度だったと言われています。関連する記念日として、1949年(昭和24年)に「測量法」が公布されたことに由来して、6月3日は「測量の日」となっています。 このような大変な努力の元、歴史上初めて正確な日本地図が作成されたと思いながら、現在の地図を見ると、感慨深いものがありますね。

ニコニコBOX

SMILE BOX

吉田尊禮会員 武田龍雄会員 瓜生智則会員 前田啓太郎会員 國政秀一会員
広島県警本部土井様本日の卓話よろしくお願い致します。
前田啓太郎会員
本日所用のため早退します。
中尾文治会員
広島弁護士会の副会長を拝命しました。よろしくお願い致します。また本日中座します。申し訳ございません。
当日計
11,000円
累計
999,000円