例会の報告
Meeting report第1447回例会
2022年10月5日No.1422号
会長時間
会長 森中 祥二
こんにちは 会長の森中です
本日は 【酒井雄哉(さかい ゆうさい)】氏についてお話しさせて頂きます
出生地 大阪府 1926年~2013年 天台宗 北嶺(ほくれい)大行(だいぎょう)満大阿闍(まんだいあじゃ)梨(り)
阿闍梨とは教授もしくは軌範師(キハンシ)の意味:仏道の中でも最も厳しいとされる「比叡山千日回峰行」を2度達成した行者(生き仏”と称され、惜しまれつつ87歳で亡くなった)
この方は第二次世界大戦後に職を転々とし借金に追われ奥さんが自殺に追い込まれるなど33歳で結婚するが、僅か数か月で妻に自殺されてしまった
波乱万丈の後 40歳から比叡山へ上がって得度(トクド)(仏門に入り僧となる)したと言う変わった経歴のお坊さんです
しかしその後「比叡山千日回峰行」「千日」と言われるが実際に歩む日数は「975日」で残りの「25日」は「一生をかけて修行しなさい」という意味である。。という約7年かけて260ヶ所 約4万㎞(地球1周)を1000日かけて真言を唱えながら山中を巡拝(歩く)し 睡眠はわずか2時間という荒行(アラギョウ)を2度も成し遂げた人であります(1年でワラジを200足はきつぶす)
荒行は行中では雨の中 風の中 病気の時でも休むことなく続けなければならず途中で行を続けられなかった時は自害を覚悟で白装束を身にまとい短剣と埋葬料10万円を携帯する事になっている さらに最大の難関は700日目の「堂入り(四無行)」9日間 断食・断水・不眠・不休(横になれない)を続け行者は真言を10万回唱え続けなければならない
この荒行を2度満行した行者は1300年を超える比叡山の歴史の中でも3人しかいないという そんな荒行を47歳から始め60歳の最高歳で2度も満行(達成)されたのが 酒井大阿闍梨です
【本日の座右の銘】
・いつやろうか いつ始めようか?と思って迷っているとその日は来ないのだから思いついた事はすぐやりましょう
・失敗したらどうしようか・・・なんて やる気がないからそう言う事を考えるんだよ
ゲスト卓話
漆から漆紗まで
米山奨学生 封 帆 様
広島市立大学 封帆
今年4月から、米山奨学生として、広島陵北ロータリークラブにお世話になっております封帆と申します。出身は中国河南省です。日本に来てもう六年目でした。今は広島市立大学漆造形専攻博士3年生です。
大学1年の時に漆専攻に携わるようになり、今年で10年目になります。大学4年生のとき、日本に留学する機会をいただいたので、迷わず引き受けました。日本の漆文化は9000年の歴史を持っています。漆器は英語で“japan”とも呼ばれています。これは、日本の漆器が国際的な影響を受けていることを示しています。
日本に来て、漆のさまざまな技法についても学びました。蒔絵、螺鈿、沈金、キンマなどう、どの技法であっても、とても興味深いです。そうして、私も自分の研究したいものを探しました。私の研究テーマは『「漆紗冠」の復元及び表現の可能性について研究』です。漆紗はとても面白い素材です。漆の分野と染織の分野の両方に属しています。繊維の観点からは研究されているが、漆の分野では漆紗の研究にまだ空白がありそうだ。
この新しい素材からさらなる可能性を見出したいと、4年前から漆紗の修復研究を続けています。漆紗に関する歴史的な情報や研究はほとんどありませんが、私は運良く漆紗ができるまでの全工程を把握することができました。 参考となる詳細な歴史的情報がないため、なんとか同じような結果を出すしかなかったのです。
漆紗は、実際に触れてみると、とてもしなやかな素材です。 漆紗をできたものは、とても柔らかいだけでなく、形もよく保たれます。 ソフトスカルプチャーとして理解することができます。漆紗で何ができるかも楽しみです。 漆紗という新素材が、漆の分野にさらなる可能性をもたらしてくれることを期待します。 また、将来的には漆作家として日本でデビューできればと思っています。このように、中国と日本の漆文化交流に少しでも貢献できればと思います。
誕生会員スピーチ
30年連続100%出席
米山奨学金贈呈
ニコニコBOX
SMILE BOX
- 広島北RC 中尾様 常岡様 山本様 合田様
- 本日は当クラブ新会員さんのメークアップの練習に例会参加させて頂きました。よろしくお願いいたします。
- 堀江正憲会員
- 広島北ロータリークラブの中尾建三様久しぶりにお会い出来て光栄です。これからもよろしくお願いします。
- 森中祥二会員 高野憲一郎会員 髙橋竜也会員 吉田壽美枝会員 中尾文治会員 瀬川長良会員 星月光生会員
- 封帆さん本日は卓話よろしくお願いします。日本語でお願いします。
- 星月光生会員
- 10月4日に米山奨学生の封帆さんが広島市立大学の学生と先生合せて13名で私のお寺に見学に来てくれました。漆を使った仏具などさまざまな作品を見学していただき説明した私もとても勉強になりました。ありがとうございました。
- 武田 龍雄会員
- 本日ご案内のとおり恒例の日本画展を広島信用金庫八丁堀支店10階で今月いっぱい開催しています。無料ですので是非お立ち寄りください。
- 久保井邦宏会員
- 毎年の事ですが、学校の関係で長らくお休みをしました。これからは出席出来ますのでよろしくお願いします。(大枚)
- 当日計
- 64,000円
- 累計
- 356,000円
10月16日のプログラム
和文化アンバサダー 藤本由佳様
10月30日のプログラム
広島市小学生体育連盟陸上教室支援活動 ※10/26の変更
出席報告
(例会運営委員会)
10月5日出席者
- 会員総数51名
- 出席会員42名
- 欠席会員9名
- ご来客4名
- ゲスト0名
来客者紹介
(親睦家族委員会)
10月5日出席者
- 広島北RC4名
幹事報告(髙橋竜也)
・次週10月12日の例会は休会となっております。次回の例会は10月19日ですので、お間違えのないようお願いいたします。
・10月16日の地区大会に出席される方は10時にバスが 出発しますので、リーガロイヤルホテル広島1階西側玄関にご集合下さい。
・11月9日の休会のご案内を配布しております。
・ガバナー月信とロータリーの友(10月号)と2022-23年度ロータリー米山記念奨学事業豆辞典を 配布しております。