例会の報告

会長　代理　森中祥二副会長

今日は田中角栄の名語録より。『駕籠(かご)に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋(わらじ)をつくる人』が、田中角栄の口ぐせでもあったそうです。駕籠に乗るどんなに偉い人でも、担ぐ人がいなければ、また、その人の草鞋を作る人がいなければ、成り立たないことを言っています。
どんな組織も下で支える人がいるからだ、というのが田中角栄の徹底した、ものの見方・人生観だったようです。政治評論家　小林吉(きち)弥(や)田中角栄の言葉で、『大事なことは経験則だ。田んぼに入ったこともない者がコメのことが分かるわけがない』は、現実に泥田に入って農業のイロハ・厳しさも知っていない農水省の役人が、頭だけで米価や農政に口を出して何がわかっているんだ、説得力がない、との怒りの表れでした。現場指揮能力もないのに知ったかぶり、偉そうなことを言うなということでありました。