例会の報告

私は近畿日本ツーリスト中国四国、中国四国メイトセンターの末田敬子と申します。 「メイトセンター」と聞いてなかなか「ピン」と来る方はいらっしゃらないと思います。みなさまの会社の職場のご旅行、修学旅行など団体旅行を請け負う、弊社でいえば広島支店、看板をあげて主に個人旅行を請け負う、広島八丁堀営業所やイオンモール広島府中・祇園営業所などはご存知の方も多いと思います。私が現在所属する部署は、中国四国在住の個人のお客様に向けた国内企画旅行を造っている部署で、「どんな旅行プランだと楽しんでもらえるか？」「最新の旅のトレンドは何なのか？」を考え、観光施設や宿泊施
設に交渉を行い、具体化した商品をパンフレット制作し販売店へ販促を行っている部署です。弊社では国内ツアーの名称が「メイト」海外ツアーの名称が「ホリデイ」です。

とはいうものの私はこの企画造成部門に配属になったのは約1年半前で、私の会社人生の出発点はふるさとの山口県徳山市（現周南市）にありました徳山支店が始まりでした。徳山支店は団体旅行・個人旅行を請け負う総合店で、私は個人旅行を扱う「カウンターレディー？」として日々来店されるお客様と会話しながら、旅行を具体化していく業務に携わっておりました。形のないもの⇒旅をお客様の理想に近づけていくか、「楽しかった」というお言葉をいただくたびに私自身も楽しくなり、仕事に愛着を持ち、自信へとつながっていきました。そんな中で総合店の徳山支店は私を時々添乗業務にも携わらせてもらえました。修学旅行・簡保旅行など何人もいる添乗員の中の1人として同行し、実際にご旅行に参加されていらっしゃるお客様に接し、同じ体験・時間を共にすることで、旅行中のお客様の気持ちそのものが分かり、添乗を経験してからの接客はもっと楽しくなったのを憶えています。

その後、独りで添乗へ行くことも任され、1番印象に残っている添乗は、「アラスカでオーロラを観る」ツアーです。もともとアラスカ：フェアバンクスは観光要素は一切ない場所で、夜、そこから40～60分離れた山小屋でひたすらオーロラ出現を待つ！というオーロラが出現しなければ何しにいったのか分からない内容で、山小屋で待つ時間をどう過ごそうか？お客様はマイナス40度の気温に耐えられるのか？不安ばかりが付きまといました。滞在中出現確率30～40％のところ、肉眼でも確認できるオーロラが夜空いっぱいに広がった時は、お客様と肩を抱き合って喜び、自然に感謝し、涙したことは今でも忘れることはできません。

私は今、その感動を創造する部署におります。これまで経験・体験したことを糧に、他社との差別化・斬新な観光素材をどんどん見つけ、「今までの人生の中で最高の経験だった！」と言っていただけるような商品造成を行っていきたいと思っております。