例会の報告

Meeting report

第1557回例会

2025年7月30日No.1532号

会長時間

会長 代理 井上  進(副会長)

皆さん こんにちは。本日は、「人間国宝」についてお話します。日本には美しい自然と長い歴史のなかで育まれた、多様な伝統文化や伝統産業がありますが、日本各地には人間国宝を初めとする文化の担い手や、卓越した技術を持つ職人たちがおられます。生活様式の変化に伴う需要の減退や後継者不足によって、2022年度の伝統的工芸品に携わる従業員数は約4万8千人、生産額は約 1050億円と、それぞれ1980年度ごろに比べて8割以上減少しているそうです。「人間国宝」を詳しく言いますと、文化財保護法第71条第2項に基づいて、日本の重要無形文化財の保持者として認定された人物をさす通称です。重要無形文化財は、芸術上または歴史上特に価値の高い無形の文化財で、その技術を高度に体得している個人が保持者として認定され、「人間国宝」と呼ばれております。例えば、歌舞伎役者、能楽師、文楽の人形遣い、陶芸家、刀鍛冶、 染色家など様閃な分野の人が認定されていますが、文化審議会で 専門的な調査検討を経て、文部科学大臣から認定され、技術の向上や後継者育成の目的で、年間200万円の助成金が交付されます。今までに認定された人の延べ人数は383人で、現在の保持者の人数は1 1 6人だそうです。広島県出身て‘人間国宝に認定された人としては、五日市出身の 尺ハ演奏家で作曲家の島原帆山(しまばらはんさん)氏がおられ、1982年に認定されています。また北広島町出身の刀匠三上孝徳氏は、広島県無形文化財保持者に認定されています。以上、会長時間でした。

ニコニコBOX

SMILE BOX

前田啓太郎会員
先日ダイヤモンドWEB版に出ました。是非読んで見てください。
S.A.A
暑い日が続いておりますが例会へ出席できる事に感謝して全員出宝をお願いいたします。
当日計
36,000円
累計
106,000円