例会の報告

Meeting report

第1418回例会

2021年11月10日No.1393号

会長時間

会長 山田和弘

紅葉の季節となりました。人・物・金が限られている中小企業の経営者は、どうしてもワンマンにならざるを得ない。なぜなら投資の意思は経営者そのものであり、投資には、その人の本質・その企業の体質が見えます。ですからちょっと成功すると自信過剰になり、傲慢になりやすいのです。だから若いうちに、心にバネのあるうちに、苦労は買ってでも、経験した方が良いと言われています。失敗することの怖さ、恐怖(支払不能や融資不能)があるからこそ、謙虚になり、自己に対しては反省、自分以外に対しては感謝になり、成長してゆけるのだと思います。ちょっと成功すると生活は少しずつ贅沢になり、今の成功が、現状が、ずっと続くものと、疑わなくなる。
ここからは二宮尊徳の言葉です。
度を越えた贅沢は徳を損なう元であり、滅亡の原因となるものだ。なぜかと言えば、贅沢を欲する心は、
利を貪る(むさぼる)欲望を、増長させる。慈善を行う心が薄らぎ、自然と欲深くなってしまって、ケチが身にしみついてしまう。家(中小会社)の規律として、節度や倹約を定めて、自分自身が、よくこの規律を守り、度を越えた贅沢に、馴れることの無いようにすることが、大事です。
得意淡然、失意泰然という言葉がありますが、絶好調だと言って調子に乗りすぎず、失意の時にも、まだこれだけあるじゃないかと落ち込まないようにする。1,000坪土地を所有してる人が、500坪を事情があり売却して、落ち込んでしまう精神と、50坪土地を所有している人が、隣地をもう50坪買いまして、100坪土地を所有になり、まるで天下を取ったような意気込みの精神状態になるなど。
片や、まだ500坪もあるのに。片や、やっと100坪になったのにと。人間の心のメンタルには考えさせるものがあります。今日は人間のメンタルの話でした。

ニコニコBOX

SMILE BOX

石田愃夫会員
あっという間に結婚50年を迎えました。今からは孫の成長を楽しみに長く見られるよう元気で頑張っていきます。(大枚)
龍山永明会員
二男の結婚式ようやく先日できました。延期・縮小で可能になりました。(大枚)
山田和弘会員
娘が2人目を男の子を出産しました。これで4人目の孫です。色々行事で忙しいですが、幸せなありがたいことと思ってます。「渚瑳」君と名付けました。
川中敬三会員
去る10月1日醤油の日に全国醤油品評会があり、全国より350の出展がありました。その中で第8位食糧産業局長賞を受賞しました。ちなみに上位5品までが農林水産大臣賞です。次年度へ向けてさらに精進します。
当日計
42,000円
累計
428,000円