例会の報告

国際ロータリー第2710地区 グループ6 ガバナー補佐 山坂哲郎様

卓話では２つのことを話したいと思います。1つは会員拡大について、もう1つはロータリー活動の経験を活かして自分の会社で行っている社会貢献活動についてです。

私が所属する広島北RCは現在、会員数が101名です。私はこれまでに32名の方を推薦し入会していただきました。そのうち2名の方が退会されました。入会の内訳は、大学の同窓生の関係で6名、高校の同窓生の関係で5名、青年会議所の友達の関係で5名、商工会議所青年部の友達の関係で1名、仕事関係のお客様が2名、お取引先関係が4名、私個人の友達が9名です。他に、推薦者にはなっていませんが、入会される際に、会員から一緒に食事をしてロータリークラブのことについて話をして欲しいと言われた場合は必ず行くようにしております。その関係でも4～5名の方に入会していただいております。また、広島北RCは、皆さんもご存知のように野球同好会が活発に活動しております。毎年のように甲子園に行って野球をしておりますので、「甲子園へ行って、一緒に野球をしようや」という風な誘い方もしております。先程の32名の中で11名は、「野球を一緒にしよう」ということで入会をしていただいております。

私がロータリークラブの入会を勧める時に気をつけていることは、その方がロータリークラブの活動に向いているかどうかということです。これを大変重要に考えております。例会に出席できるか、奉仕活動に理解があるか、ロータリークラブという組織の中でのルールが守れるか、金銭的な余裕があるかなどです。まずこれらのことに問題がないと判断できれば、ロータリークラブがどんなに素晴らしい組織かをよく説明し、入会を勧めております。また、ロータリークラブの良い所ばかりではなく、入会することによって大変になるであろうことも必ず説明するようにしています。一番大切なことは、会社の大きさなどではなく、その方が人物としてロータリアンに相応しいかどうかだと考えております。

ただ、いくらいい人でもロータリークラブの活動に合わないなと思う人、協調性が欠けていると思う人には入会を勧めておりません。そのため、私の友達で、野球もしていい人だなと思うが、どうもこういう組織には馴染めないかもしれないと感じる方には声を掛けないようにしています。これまで入会していただいた会員の中でも、入会を勧めてすぐに入会された方もいらっしゃいますが、3年5年と勧め続けてやっと入会していただいた方もいらっしゃいます。無理やり入会していただいてもすぐに退会となっては何にもならないので、じっくりと時間をかけて勧めております。その方に会うたびに、「そろそろどうかな?」と声を掛けたり、たまに思い出したら電話をかけて「そろそろロータリーどう?」という風なことを言っております。

私が一番嬉しいのは、私が推薦した方から「広島北RCに入会してよかった」という言葉を聞く時です。特に、3年5年と時間をかけて勧めて入会していただいた方から「いろいろ悩んで入会したけれども、本当によかった」と言われる時です。良かった例としては、時間を作るのが上手くなった、これまで自分で仕事をしていたけれども人に任せられるようになって会社が伸びてきた、仕事の取引が増えた、経営者の考え方をいろんな方に相談できるようになった、などです。

我が広島北RCでは、新会員ができるだけ早くロータリークラブに慣れ会員と仲良くなるために、若手を中心に毎月、誕生月の方の誕生日会をしております。このことによって、若い人が和気あいあいと交流を深めることができていると思います。同好会活動も活発で、野球、ゴルフ、釣り、登山、旅行、音楽、美味しいものを食べ美味しいお酒を飲む会など、多くの同好会を持っております。また、地区大会の前夜には必ずインフォーマル・ミーティングを、広島以外の場所である時には行って親睦を深めております。奉仕活動においても、特に若い会員を中心に体を使った奉仕活動をして、みんな積極的に体を動かしております。「アクティブな広島北ロータリークラブ」というイメージになっております。

ロータリークラブでの経験を自分の会社で活かしていることを紹介したいと思います。これまで私が青年会議所やロータリークラブを通して社会貢献活動を行い、何か気持ちが良くなり心が豊かになったと感じたので、自分の会社の社員にも同じ経験をしてもらいたいと思い、バルコムグループでは、拠点別に社会貢献委員会を作り、各委員会でロータリークラブと同じように単年度制で社会貢献活動をしております。ビオラ奏者の沖田さんと協力しチャリティーコンサートを開催し、その収益金でこれまでに、タイで学校を作るプロジェクトに寄付、中国の病院に医療機器を寄付、広島と岡山の日赤血液センターにBMWの血液輸送車を寄付、安佐市民病院に車いすの寄付をしました。近年は、毎年小児がん経験者とそのご家族をマツダスタジアムのパーティールームに招待しています。

これは以前、広島北RCで行った事業でしたが1年で終わったため、引き続いて我が社で継続して行っています。

また、シーズンオフには日赤の小児病棟をカープの選手2～3名と一緒に訪問しています。これまでに鈴木誠也選手、板倉選手、中崎選手、今村選手などに来ていただきました。子供達は選手が来るまでに元気になるんだと言って、いつもは嫌がる薬もすすんで飲むそうです。

また、我が社の各拠点の委員会では、ベルマークを集めたり、地域清掃を行ったり、献血バスを各店によび社員と近隣の方々に声をかけて献血を行ったりもしています。このように、ロータリークラブでの素晴らしい経験を我が社の社員にも味わってもらっています。

2021年7月1日より当クラブ名誉会員になりました久保弘睦名誉会員からご挨拶を頂きました。