例会の報告
Meeting report第1337回例会
2019年2月27日 No.1312号
会長時間
会長 信原 弘
皆様こんにちは、一週間ぶりですが、如何お過ごしでしたか。御来客皆様、ようこそお越し下さいました。最後までごゆっくりとお過ごし下さい。
2月最後の例会ですが、年が明けてあっという間に2月も終わる感覚ですね。年を取ると時間の経過が速く感じますが、これはひとつひとつの思考する時間が若い時に比べ長いために時間の経過が速く感じるらしいです。テキパキの考え判断し、行動することで時間に追われなくなるらしいですよ。
さて、最近は寒さのゆるい日が続きますが、このまま暖かくなるのでしょうか。今年の冬は例年に比べると暖冬のようですね。寒さがこたえないですから、有難いですが今ひとつ季節感に欠けるような気もしますね。しかし、春が近づくにつれて、花粉の量も増えているようですが、皆様花粉症はありますか?皆さんご承知の通りこの季節の花粉で猛威を振るうのはスギ花粉ですが、この大量のスギ花粉の原因は戦後の林野政策で成長の早いスギを一斉の植えたことが原因と言われています。その対策としてスギの品種改良を行い、殆ど花粉が飛ばない品種が出来たそうです。
しかし、採算の合わない林業ゆえに現在成長しているスギの伐採が進んでおらず、この新しい品種のスギに植え変わるには数百年必要かも・・・と言われております。後手、後手の対策のようですが、花粉症対策グッズなどで自らの身を守る以外ないようですね。花粉に限らずこれからの季節は黄砂も舞ってきます。個人的には花粉よりこの黄砂の方が身体に悪いように感じています。しかし、こればかりは隣国の問題ですから我慢以外ないのでしょうかね。
さて、本日の卓話は三次産漆生産組合 代表の武田浩嗣様です。漆といえば高級な食器を思い浮かべますが、その実のところは良く理解しておりません。本日は漆について興味深いお話しが聞けると思います。武田様、宜しくお願いします。
これで本日の会長時間を終わります。ありがとうございました。
来賓卓話
三次地域の漆地歴と漆のはなし
武田 浩嗣 様
本文では、樹木は「ウルシ」ウルシから採取された樹液は「漆」と表記する。
国内で消費される漆の9割以上を中国からの輸入品が占めるなか、国は平成27年度から国宝・重要文化財建造物の保存修理(漆塗り工事)において、中塗り・上塗りで国産漆を使用し、平成30年度からは下地を含め、すべてを国産漆で行う方針を決定した。
これを受けて文化庁は、これら実施の為には年間平均約2.2トンの国産漆が今後必要であると長期予測結果を出している。しかし、平成29年現在、輸入漆量約41トンに対し国産漆生産量は約1.4トンである。また、今後も期待される漆量を賄うだけのウルシ林が国内に育っていないことなどから、文化庁は、地域における漆の安定的な供給が困難な状況にあるとして、関係省庁と連携しながら漆の安定的供給体制構築を目指すとしている。
私共が、県北三次市でウルシ植林をはじめたきっかけは、身近にウルシがあったことと、義父母か残した山林の管理を今後どうするか考えていた時期に、国内で消費される漆の9割以上が中国産であることを知ったことにはじまる。爾来、我々の植林計画では「地元産のウルシを育て」「地元産ならではの漆を作ること」を目標に、大学との共同研究を重ねながら、漆の地域ブランド化を目指している。
昨年には、「備後漆の復活プロジェクト」と称し、地元高校の生徒達が、ウルシの栽培体系確立のための研究と苗作りをはじめた。将来的には、文化財建造物の保存修理に漆を提供することを目標の一つにしている。その技術指導をしているが、今年の作付けで苗の増産が可能になれば、プロジェクトは前進する。
三次地域は、古代に徴税システムの中で漆を納める国として備後国に位置し、近世には漆が藩の課税対象とされつつ、漆を物産として発展させている。今回の卓話では、こうした地歴を調べていくなかでわかってきた漆のさまざまについて語りたい。
ニコニコBOX
SMILE BOX
- 信原弘会員 髙野憲一郎会員 村上知史会員 菅泰晶会員
- 卓話者の武田浩嗣様、大変お忙しい中ありがとうございます。よろしくお願い致します。
- 愛谷俊治会員
- 会社が25日に商工会議所より創業110周年の表彰状を戴きました。
- 木本薫会員
- 昨日、皇居で天皇陛下の30周年の記念お茶会に出席しました。宮中の広さに驚いています。(大枚)
- 賀谷俊幸会員
- 木本会員が2月26日、皇居でのお茶会出席誠におめでとうございます。
- 石川貴与和会員
- 本日、会議の為、早退致します。
- 当日計
- 20,000円
- 累計
- 759,000円
3月6日のプログラム
クラブフォーラム
3月13日のプログラム
広島市水道局 局長 野津山 宏 様
出席報告
(例会運営委員会)
2月27日出席者
- 会員総数53名
- 出席会員39名
- 欠席会員14名
- ご来賓1名
- ご来客1名
- ゲスト0名
来客者紹介
(親睦家族委員会)
2月27日出席者
- 広島西南RC1名
幹事報告(村上 知史)
・広島安佐RC 「創立20周年記念式典ならびに祝賀会」
日時 3月7日(木)18:30~ ※同日変更
場所 リーガロイヤルホテル広島3F音戸・宮島の間
・広島西RC 「広島西RC創立49周年記念夜間例会」
日時 3月7日(木)18:30~ ※同日変更
場所 ANAクラウンプラザホテル広島
・広島廿日市RC 「職場訪問例会」
日時 3月11日(月)12:30~ ※同日変更
場所 廿日市市 大野学校給食センター
・広島中央RC 「職場訪問例会」
日時 3月18日(月)12:30~13:45 ※同日変更
場所 「悠悠タウン江波看護小規模多機能サービス
・広島城南RC 「創立24周年記念夜間例会」
日時 3月29日(金)18:30~ ※同日変更
場所 メルパルク広島6F「平成の間」
・広島廿日市RC 3月18日(月)「休会」
・広島城南RC 3月22日(金)「休会」