例会の報告

皆様、初めまして、株式会社吉田のユーチィチィービーと申します。ベトナムから参りました。本日はベトナムについて簡単に紹介したいと思います。 日本から直線距離で約3600 km (飛行機で6時間位)のところに、ベトナムという国があります。ベトナムの国土は、日本の0.88倍で、北は中国、西はラオス、カンボジアと国境を接し、東と南は南シナ海に面しています。また、ベトナムの国は南北に長く、南部は熱帯性気候で雨季と乾季があり、北部は四季がはっきりしています。 ベトナムの特徴として新興国にありがちな国内での民族や宗教的な争いや、格差が総じて少ない点があげられます。また、高い経済成長率の維持、過度なインフレの縮小、貿易自由化の促進（貿易協定の推進等）、9,000万人以上の人口及び28歳という若い平均年齢（2014年、ベトナム統計総局）からマーケットとしての安定成長が見込めるといった魅力があります。 さらに、中国に進出している企業、または中国への投資リスクを回避するという観点から、チャイナプラスワンとしても、ベトナムが注目を浴びていると考えられます。進出の特徴としては、ベトナムを市場と捉え、卸売、小売業界が増えています。生産拠点としては、製造業だけでなく、ITオフショア開発業界の進出も目立っている。 しかし、経済発展に伴い、首都ハノイや南部の商都ホーチミンを中心に生活レベルが急速に向上しています。富裕層や中間層も出現しているが、山間部の少数民族などは依然貧困に苦しんでおり、貧富の格差の拡大が深刻化しています。さらに、わずかな学費が払えないために学校に行けない、家計を助けるために学校に行かずに働いている等の理由でベトナム中部, 山岳地帯, メコンデルタ地帯等の貧しい地域では子どもたちの多くは学校に通えません。また、医療施設、医療機材の未整備、医療技術レベルの低さ、医薬品不足、安全な水が十分でない等の問題があり、子どもたちは豊な生活を送れないのは今のベトナムが抱えている問題と考える。少しでもその子どもたちに援助したいと思っているので、日本にいるベトナム人の私たちが「肉があるご飯」、「ベトアジ」等の支援活動を行っています。皆様がご支援して頂ければ、親のいない子供たちや、貧乏な子供たちが学校に行けるし、笑顔でできると思いますので、どうぞよろしくお願い致します。