例会の報告

学校法人 西導寺学園 みささ幼稚園　理事長　導寺孝憲　様

過保護が『不登校・ひきこもり・家庭内暴力・思春期を乗り越えられない』など、人間としての自立に影響を与えています。過保護は2歳まで、3歳になったら自立に向けスタートします。

「ヨコミネ式の理念」

「すべての子どもが天才である。ダメな子なんて一人もいない。」

「すべての子どもが天命をうけてこの世に生まれて来た。その天命を最大限に発揮させたい。」

《目的・手法》

ヨコミネ式教育法の究極の目的は「自立」です。自立とは、「自ら考え、自ら判断し、自ら行動・実践すること」

子育ての目的は、子どもの自立。

ヨコミネ式では自立のために3つの力を上げています。

心の力

正義感や道徳観などといった、心に関わるものです。

犯罪を犯した少年院の子どもたちは、ほとんどが幼年期に問題がある。

人に優しくできない子はいない。親の育て方で変わってしまう。

登校拒否の子どもの相談をすると、一人の例外もなく幼児期に「溺愛」されていた。

担任の先生とうまくいかない、友達ともうまくいかない、勉強についていけない、ということで登校拒否になっていく。幼児期に甘やかされた子どもは、がまんする力、耐性力がないからである。

「非行の火種は3歳にはじまる」より

心を育てる親の役目は、甘やかさないこと。先のことをしっかり見て子育てすること。

学ぶ力

「読み・書き・計算」を通して自ら学んでいく力です。

テスト勉強ができるために「読み・書き・計算」をするわけではない。

「学ぶ力」をこの時期に引き出すためです。

体の力

体力や柔軟といった力のことです。

ヨコミネ式では、走力、柔軟性、体操にも力を入れている。

どうしてそこまで力を入れるのか、運動神経の基礎は6歳頃までに固まるといわれています。

運動神経を司る小脳です。小脳は、幼児期に100%完成しています。

幼児期の運動神経が将来大きく影響を与えます。小脳を鍛え「体の力」を養うためヨコミネ式体操を行っています。

3つの力をバランスよく取り入れて日々の保育を行ってす。