例会の報告

Meeting report

第1365回例会

2019年10月9日 No.1340号

会長時間

会長 瀬川 長良

 皆様、こんにちは。10月は「経済と地域社会の発展月間」です。ロータリーが目指す「経済と地域社会の発展」とは?と言われると、例えばナイジェリアのアポRCは、配偶者を失った女性に小口融資を行い、ビジネスを成功させるための研修を実施した。又は、インドのあるRCの活動は、家族を養わなければならない少女・女性を対象に、食品加工、服飾仕立て、コンピュータースキル、起業などの職業研修を実施した。などの比較的後進国の記事が目に入ってきます。
 日本で「経済と地域社会の発展」を「町おこし」と考えて、成功した事例が昨年のロータリーの友」10月号に載っていました。お読みになった方もおられると思いますが、すこし紹介してみます。愛知県の渥美RCさんが、活気のなくなった我が町を明るく元気にしようと、2004年にロータリー財団補助金を使い渥美町の中心市街地を流れる川沿いに、初年度に河津さくら300本を植樹したそうです。300本という数量は凄いと思いますが、植樹をしただけなら想像がつきます。渥美RCさんの凄いのは、ここからで、桜並木をロータリーのものではなく住民みんなのものにする為に「桜のオーナーになりませんか」と2千円で公募したそうです。この2千円の中には苗木代、支柱代、肥料代、それからオーナーのネームプレート代などが含まれ、とても2千円の内容ではありません。当然ながら予算オーバーします。当初、予定していた地区補助金とクラブ予算だけでは足りません。それで、クラブの「周年事業 積立金」を取り崩しての一大事業となったそうです。そして、植樹初年度にオーナーとその家族を巻き込んでの大植樹会を開きました。こうすることで、いつまでも地域住民から愛される桜並木になると思います。さらに、渥美RCさんの偉いところは、その後の4年間は、木の育成のために、下草刈り、肥料やり、枝のせん定といった作業を「渥美ロータリークラブの社会奉仕事業」中心活動として続けて行かれました。
 また、その川の土手には、河津さくらだけではなく、桜並木の下には菜の花が咲いています。その菜の花の種まきには地元の保育園児とか小学生に参加してもらいます。こうして14年の活動が評価され平成28年度都市景観大賞を受賞。この桜の植樹事業がきっかけとなり、各団体が動き出して大きな流れになったのだと思います。現在では、全国的にも有名になり、観光客もかなり増えて立派な「地域社会の発展」になっているようです。
 我がクラブも2002年から17年間毎年のように、せせらぎ公園に植樹をしています。しだれ桜16本とソメイヨシノ13本、陽光桜6本の合計35本になると思います。300本には遠くおよびませんが、35本の植樹ってそこそこだと思います。しかし、残念ながら「地域社会の発展」には遠くおよんでいないように思います。
 この渥美RCさんの記事を読んで、うちのサクラ植樹事業も、もう少し考えてすれば「地域社会の発展」に貢献出来るのではないでしょうか!?会長時間を終わります。

ニコニコBOX

SMILE BOX

瀬川長良会員 石川貴与和会員 吉田尊禮会員 髙橋竜也会員 貞徳伸治会員
本日のクラブフォーラムはフリートキングです。ざっくばらんににお話して下さい。
小川嘉彦会員
ちゅピcomの川島宏治のTHEひろしま・プラス1の対談収録が有り、10月19日放送の予定です。
久保井邦宏会員
毎年の事ですが、3ヶ月間参加出来ず申し訳有りませんでした、特に委員会の方々には、ご迷惑をお掛けしました。これからは参加出来ますので、宜しくお願いします。
当日計
19,000円
累計
359,000円